光視症とは?治るの?原因や症状、治療方法とは

光視症は、目や脳の病気につながる可能性のある症状のひとつです。
しかし、必ずしも病気が原因で光視症になるわけでもなく、加齢によって引き起こされるケースも多くあります。
今回は、光視症について原因や症状、治療方法などを調べてみました。

目次
  1. 光視症っていったい何?怖い病気なの?
  2. 光視症の症状ってどんなもの?
  3. 光視症の原因とは?
  4. 光視症では検査や治療はできる?
  5. 光視症の治療方法とは?
  6. 光視症予防のために自分でできること
  7. 光視症は目の病気の前兆であることも!

光視症っていったい何?怖い病気なの?

光視症

 

光視症は目に現れる症状のことで、それ自体が病気なわけではありません。
一般的には硝子体の液状化や脳の血流障害によって引き起こされる症状であり、老化現象によって引き起こされるケースが多いとされています。
老化現象によって光視症になる人が多いということは誰にでもなる可能性がある症状ともいえます。
しかし老化現象だからといって光視症を放置しておくと、網膜剥離などの深刻な症状になってしまうこともあるので注意が必要です。(※1)

 

光視症は生理現象のひとつであるため完全に予防することはできませんし、場合によっては治療が必要ないこともあります。
しかし光視症が原因で引き起こされる病気があったり光視症が病気のシグナルであったりする場合があるので決して無視できないものです。
光視症は自覚症状を感じやすいため、目に長い間違和感がある場合は眼科に行って検査をしたり、医師の診断を仰いだりする必要があるでしょう。
光視症は深刻に考える必要がない場合もありますが、軽視すると後で重大な状態に陥る可能性もあります。

光視症の症状ってどんなもの?

光視症
光視症の症状は暗い空間で突然目の中に光を感じたり、目に光が当たっていない状態でキラキラと光が点滅しているように見えたりするものです。
目の前に光が見えるというはっきりとした症状以外にも目がチカチカしたり、顔や目を動かした際にほんの一瞬だけ視覚の一部に光が見えたりすることもあります。(※2)
私自身一時的に、光がキラッと目の端で光る症状が出たことがありました。
その時は、少し恐怖を感じたのですが、回数もわずかで、数日ででなくなりました。

 

このように、変な感じはするものの生活にそれほど支障をきたさないということもあり、自覚症状が出ているのに無視しがちなのが光視症の症状といえるでしょう。

 

また光視症の原因によって感じる症状が変わってくることがあります。
例えば老化現象が由来の場合は突然目の前が光ったような感じを受けることが多いとされていますが、病気が原因のものでは視野の一部が欠けることがあります。
眼底出血した場合などによく見られますが、血液が眼底に広がってしまうため、視覚の一部分が血液で覆い隠されてしまうからです。

 

光視症の症状は人によってさまざまであり、認識の程度にも違いがあるため、上に挙げた例以外でも光視症の可能性のある症状は存在するかもしれません。
目に何らかの異常を感じたら典型的な症状以外にも光視症の恐れがあるので、早いうちに眼科を訪れましょう。

光視症の原因とは?

そんな不安な光視症の原因をいくつかご紹介しましょう。

 

後部硝子体剥離

光視症の原因として多いのは老化による後部硝子体剥離です。
年齢が高くなっていくと目の中にある硝子体が液化して網膜から徐々にはがれていきます。
その際に硝子体と網膜が癒着してしまうことがあり、その状態で目や顔を動かして網膜が引っ張られると網膜が硝子体の刺激を受けて光のないところでも光を感じてしまうのです。

 

後部硝子体剥離は老化現象であるため防ぐことはできませんが、硝子体と網膜の癒着がなくなれば次第に治まっていきます。
時間が経てば解決されるため治療をする必要はありません。
しかし後部硝子体剥離が起こっている最中に網膜が引っ張られすぎて出血したり、網膜に孔ができたりしてしまう可能性があります。(※1)
そこから網膜剥離になることもあるので、あまりにも後部硝子体剥離が長く続くようなら注意が必要です。
癒着が長びくと光視症が数週から数年間続くこともあります。(※2)

 

閃輝性暗点

一方、別の原因に閃輝性暗点が挙げられます。閃輝性暗点とは光が見えたり視覚の一部分が欠けたりする視覚異常です。
閃輝性暗点は脳の血流障害で引き起こされるとされており、閃輝性暗点後に偏頭痛が起こることもしばしばあります。
光視症が現れたあとに偏頭痛がくる場合は後部硝子体剥離よりも閃輝性暗点の可能性の方が高いといえるでしょう。(※1)

 

ぶどう膜炎

また、ぶどう膜に炎症が起きたことによって引き起こされるぶどう膜炎もあります。
ぶどう膜は網膜と接しているため、ぶどう膜炎になると網膜にも影響を及ぼします。
ぶどう膜炎は進むと視力の低下や失明の危険性もある恐ろしい病気なので、早期発見が重要です。

 

眼底出血

眼底にある血管が破れて出血する眼底出血も光視症の原因とされています。
眼底出血を起こすと網膜や硝子体に血液が広がっていきます。
その結果視野の一部が欠けたり、飛蚊症の症状が現れたりすることがあります。
眼底の中央部分からの出血では視覚が欠けるなどの自覚症状が出ることが多いですが、周辺部分の出血では症状に気がつきにくいケースがあるので注意が必要です。(※3)

光視症では検査や治療はできる?

光視症

 

症状をあてはめていくと自分は光視症なのではないかと感じる人もいるかもしれません。
光視症は自覚症状を得やすい症状といえるので光視症の心配がある場合は眼科に行って検査を受けてみましょう。

 

眼科では問診や視力検査のほか、眼圧検査や眼底検査などを受けることができます。
検査の結果もしも何らかの異常が認められたとき、それが治るかどうかを心配する人は多いのではないでしょうか。

 

老化が原因の生理的な光視症は経過観察が必要となり特別な治療を必要とはしませんが、網膜剥離や網膜裂孔が原因である場合は治療で改善することができます。
必ず光視症が原因で網膜剥離などを起こすわけではありませんが、光視症が長く続くと必然的にリスクが高まります。
光視症がなかなか改善されない場合は悩むよりも眼科を訪れて検査してみてください。
経過観察をしていくだけでも、早期に網膜裂孔などの発見が行えるでしょう。(※1)

 

光視症検査の費用

光視症

 

気になる検査の費用ですが、眼底検査は保険が利くため数百から数千円ほどで検査を行えます。
眼底検査自体も数分で終わるため、負担が少ないのもメリットです。
ただし眼底検査で使用される瞳孔を開かせるための散瞳剤が効くまでには30分程度時間がかかり、検査後も5時間から8時間程度は瞳孔が開いた状態が続くため、まぶしく感じることがあります。
検査後は瞳孔が通常の状態に戻るまで、運転など命に関わるリスクがある行動は控えるようにしましょう。(※3)

光視症の治療方法とは?

光視症の治療方法としてはレーザー治療や手術といった手段が用いられます。

 

レーザー治療

網膜裂孔ではレーザー治療が行われるのが一般的ですが、これは症状が進行したあとに発症する可能性の高い網膜剥離を防ぐ意味合いがあります。
レーザー治療は手術よりも負担が少なく、通常10分程度で終了します。

 

網膜剥離の予防率が約90パーセントと高いこともレーザー治療の魅力といえるでしょう。

 

ただしレーザー治療でも完治率は100パーセントではなく、網膜剥離まで進んでしまう可能性はあります。
また場合によっては白内障が進行してしまう可能性も否定できません。
レーザー治療をする際は主治医の説明をよく聞いてリスクを理解しておいてください。

 

手術

網膜剥離まで状態が進んでしまった場合は強膜内陥術や、硝子体の手術が必要となります。
強膜内陥術は剥離した網膜に強膜を近づけさせて網膜を戻す方法です。
シリコン製の特殊なスポンジを使って強膜を内側に押し込んだあとは強膜を冷凍させて固めます。
硝子体手術は目の病気の多くに使われる手術方法で硝子体を取り除いて行われるのです。
剥離した部分の孔をレーザーで焼くことで修復します。
その後はガスの圧力で眼底に網膜を押し付けて安定させます。

 

治療には多くの場合保険が適用されるので、膨大な費用を支払わなくて良いのもメリットといえるでしょう。(※3)

光視症予防のために自分でできること

光視症

 

光視症の予防方法があれば実行したいと考えるのは普通のことです。
光視症には老化現象が由来のものと病気が由来のものの2つがあります。
老化現象は食い止めることができませんがストレスを減らしたりできるだけ眼精疲労や睡眠不足などを避けたりすることで、光視症が出る時期を遅くすることはできるでしょう。

 

同様に食事の改善や継続的な軽い運動などの生活習慣の改善も光視症を遅らせることができるかもしれません。
また病気が原因で光視症になってしまわないためにも、生活習慣の改善が予防に役立ちます。
光視症の原因のひとつに脳梗塞があることからも、高血圧や動脈硬化、高脂血症にならないように、普段から食事や運動、ストレス発散などに気をつける必要があります。
光視症は自然現象が原因のことも多いですが、定期的な検診で網膜裂孔などを早期発見・早期治療することができます。(※4)
光視症のあとにくる病気を予防するためにも、眼科で検査を受けることは大切です。

光視症は目の病気の前兆であることも!予防と治療は必要不可欠

光視症は誰にでも起こりうる自然現象であり、すべての人が完全に光視症にならないようにするのは難しい症状です。
そのため光視症について知識を得て、光視症を自覚した場合にどのような行動をとるかを理解することはとても重要といえます。
そのあとに引き起こされる可能性のある病気の予防も可能になるでしょう。

 

光視症は場合によっては数カ月以上続くこともあり慢性化してしまった場合はその後も自然に改善される確率は低いといわれています。
光視症が長く続くとそれだけ網膜裂孔や網膜剥離などの病気の確率が上がるため、長く光視症が続いている場合は眼科へ行って検査してもらうと良いでしょう。

 

光視症は目の前が光ったように見えるため、気になるものの生活にそれほど支障を与えるものではありません。
しかし、なかなか自然に回復されないまま放っておくと最悪の場合失明することもあるおそろしい症状です。
失明をしたら生活を送るのが大変困難になるケースが多いので危険な芽は早いうちに摘み取っておくことが賢明といえます。

 

視力は1度失われてしまうと最新の医学でもなかなか光を取り戻すことは難しいものです。
大事にいたってしまう前に光視症の段階で予防に努めていきましょう。

 

参考:
※1[いしゃまち]視界に光が走る!?光視症の原因、症状、検査について
https://www.ishamachi.com/?p=25817
※2[眼の病気]光視症
http://www.eyedoctors.jp/ecpmb/disease/d24.html
※3[Hapila]光視症とは?症状や治療法、原因となる病気を知ろう!診断方法は?
https://hapila.jp/photopsia
※4[光視症自然治癒]ほとんどの場合自然治癒する光視症
http://光視症症状.net/entry5.html