飛蚊症の治療方法、手術内容とは?硝子体手術とレーザー治療の体験談

常に視界の中に異物がちらつき、とても気になる飛蚊症の症状。
人によっては気になって仕事に集中できない人もいるでしょう。そんな飛蚊症を治療する方法はあるのでしょうか。
このページでは、飛蚊症の治療方法、手術方法についてまとめてみました。
また、私自身が調べた内容ですので、なるべく正しい情報となるよう心がけていますが、正確な情報に関しては、かかりつけの医師の方にご確認ください。

 

このページの目次

  1. 飛蚊症は点眼薬などでは治療は出来ない?
  2. 硝子体手術の方法と費用、注意点は?体験談も紹介
  3. レーザー治療の方法と費用、注意点は?体験談も紹介

飛蚊症は点眼薬などでは治療は出来ない?

目薬

 

眼病の治療として、初めに思い浮かぶのは目薬を差す事ではないでしょうか。
それでは、飛蚊症の治療も目薬で行えるのでは、と思うでしょう。
ですが、今のところ飛蚊症に効果のある目薬は開発されていません。
飛蚊症は、硝子体の濁りが原因で発生します。
ですが、目薬の成分が硝子体の中まで届く事はほとんど無いのです。
そのため、目薬で飛蚊症を治療することは現在は出来ません。
また、内服薬も硝子体内部には届かないので、飛蚊症への効果は期待出来ません。

硝子体手術の方法と費用、注意点は?体験談も紹介

硝子体手術

引用:http://www.sanoeyeclinic.jp/目の病気について/網膜硝子体・ぶどう膜疾患/硝子体手術/

飛蚊症の硝子体手術の方法

飛蚊症は、硝子体が濁る事で起こる眼の症状です。
硝子体とは、水晶体の後方にあり、眼球内のほとんどの部分を占めている無色透明なゼリー状の組織の事で、眼球の形を保ち、光を屈折させたり、外部からの衝撃を吸収したりする働きを持っています。
これが濁ってしまうのが飛蚊症なんですが、硝子体手術とは、その硝子体そのものを除去するというものです。

 

どのような手術方法なのか、簡単にご説明します。
まずは、局所麻酔を行います。
下瞼の皮膚の上から直接眼球の後方に注射をする事で麻酔をします。
それから眼球の壁に小さな穴を開けます。
これは、硝子体を切除するために行うものです。
次に、硝子体を切るためのカッター、明るくするための光ファイバー、眼球の形態を維持するための潅流液を注入する器具の三つを先ほどあけた穴から眼の中に挿入します。
眼の中の出血や濁りを硝子体と一緒に取り除いた後、網膜の異常を治療します。
最後に取り除いた硝子体の代わりに眼の中に水・空気・ガス・シリコンオイルのどれかを注入します。
水や空気、ガスは徐々に眼の中で作られる液体に置換していきます。
その期間は、空気で10日程度、ガスで20〜40日程度です。
シリコンオイルを注入した場合は、自然に吸収されないので、3〜6ヶ月後に除去するための手術がさらに必要になります。
手術にかかる時間は1〜2時間程度です。

 

硝子体手術にかかる費用

硝子体手術はとても難しい手術で、場合によっては網膜剥離や白内障などの合併症を起こす事もあり、飛蚊症の治療に適用するのはハイリスクローリターンなどと言われてきました。
ですが、今では機械の発達や技術の進歩などによって比較的安全に手術を行う事が出来るようになっています。
そのため、入院費用の掛からない日帰り手術が可能な医療機関も増えているんです。
この飛蚊症の硝子体手術には健康保険が適用となります。
3割負担の場合は6万円程度と考えておけばいいでしょう。
ただ、病院によって料金は違いますから、あらかじめ確認しておいた方が良いでしょう。
日帰り手術が可能な医療機関が増えていると言っても、銃後の経過やその病院の施設などの関係で硝子体手術の後に入院しなければいけない場合もあります。
その場合は、最低でも20〜30万円程度は必要だと思っておいた方がいいでしょう。

 

硝子体手術の痛みは?

硝子体手術は、とても難しい手術ですし、眼に穴を開けるなどの方法を採りますからとても痛そうに思えます。
ですが、それらの手術は麻酔をした状態で行われますから、手術を受けている人が痛みを感じる事はほとんどありません。
痛みを感じるとすれば、麻酔注射を打たれる時ぐらいでしょう。
手術中に痛みを感じるような場合は、麻酔を追加する事でその痛みを取り除く事が出来ます。
手術後もほとんど痛みはないようです。
ただ、結膜を縫った場合は、抜歯の時に痛みを感じる事があります。

 

硝子体手術のリスク

手術というものには、必ずリスクがあります。
とは言っても、患者さんの状態にもよりますが、飛蚊症以外に症状がなく、剥離や出血がない状態なら硝子体手術の成功率は90%以上と非常に高い確率だと言われています。

白内障や網膜剥離

硝子体手術のリスクとしては、白内障や網膜剥離があります。
特に、この手術は水晶体に白内障を生じやすくしてしまうんです。
そのため、白内障にかかっていなくても白内障の手術を同時に行う場合があります。

眼圧の急上昇

また、硝子体の手術の後に眼圧が急激に上昇して痛みを感じる場合もまれにあります。
ガスを硝子体の代わりに注入した時は、それが膨張しないような濃度に設定するんですが、手術後6時間程度の間はその膨張率が最も高くなるため、眼圧が急上昇しやすくなるんです。
その状態が長時間続くと、最悪の場合は失明に至る恐れもあります。

 

硝子体手術後の注意点

硝子体手術を行った後は、網膜剥離や白内障などの合併症を起こす危険があるデリケートな状態となりますから、術後一週間は洗顔や洗髪、入浴、喫煙、飲酒、化粧については原則的に禁止となります。
濡れたタオルで体や顔を拭く程度は大丈夫ですが、目の周りを強くこすったりしないように注意しましょう。
また、この期間は保護用のメガネをして過ごす事になります。
これは、外出時や室内の掃除をする時などに目にゴミやホコリが入らないようにするためのものです。

 

術後は非常にデリケートな状態ですから、医師の指示をしっかり守り、点眼は忘れないようにする必要があります。
また、仕事に関しては個人差があるためこれも医師の指示に従いましょう。
手術の後の状態によっては、うつ伏せや座位、ベッド挙上、横向きなどの体位を保つ必要があります。
これも治療のうちですから、自分で勝手に判断せず、医師の指導に従うようにしてください。
術後にとるべき体位は病状によって異なりますから、医師以外の人の経験などを聞いて自分で判断してはいけないんです。

 

硝子体手術の後は、眼の中に空気やガスが入っているので、水の中を覗いているような感覚に襲われたり、細かい点が見えたりします。
これは徐々に改善されていき、最後には泡になって消えていくので気にする必要はありません。
また、手術後に黒い輪のようなものが見える事もありますが、これも1〜2週間程度で自然に治ります。
手術後の充血やゴロゴロした感じも時間とともに改善していきます。特に結膜を縫った場合は、1〜2ヶ月で糸が自然に吸収されると共に治癒に向かいます。
手術後の視力が安定するまでには、半年から1年程度の時間が必要です。

 

症状が再発する可能性も

病気が治っても、物が小さく見えたり歪んで見えたり、少し暗く見えたりといった症状が出る場合もあります。
硝子体手術の場合、専門家の医師が手術が成功したと判断した場合でも、飛蚊症の飛んでいる物の数は減ったけれど完全にはきれいになっていない、浮遊物が再び見えるようになってきた、など手術を受けた人の満足度はそれほど高くない場合が多いんです。
また、再発する可能性もあります。
それらの事を踏まえたうえで、手術を受けるようにしましょう。

 

硝子体手術を体験した人の口コミ体験談

実際に知り合いの方で硝子体手術をした方(50代女性)に、体験談をお伺いしました。

手術のきっかけ

年を取ってから、目の周りに黒い物体が飛んでいるように見えるようになりました。
生活に支障がある訳ではないのですが、とても不快で眼科の先生に相談したのですが、
「放っといても大丈夫ですよ。特に治療する必要はありません」と言われてしまいました。
そのため、しばらくは放置しておいたのですが、やはり気になって仕方がありません。

 

そこで、インターネットで色々と調べてみると硝子体手術というものがある事を知りました。
とても難しい手術のようですが、この不快感が消えるのならどんな事でもしたい、と思ってしまうほどに気になっていたので、硝子体手術を行ってくれるところを探して、手術をしてもらう事になりました。

 

検査内容

まずは、眼科で検査をしてもらいます。
眼圧の測定と視力の検査で、これは特に異常はなかったようです。
それから、眼薬で瞳孔を開いて眼底の診察があります。
目薬を差して20〜30分瞳孔が開くのを待ち、診察室で光を当てて目を動かして網膜の状態を診るんだそうです。
ここで異常があれば網膜剥離や網膜裂孔といった目の疾患が分かるんだそうですが、これも私は異常なしでした。
その結果、私の飛蚊症は生理的なもので老化が原因だとはっきりしました。深
刻な眼病などではなかったので、少し安心しましたが、飛蚊症は治したいと思いました。

 

手術内容

それから手術に移ります。
手術は、まずは麻酔から始まります。
この注射は結構痛かったけれど、すぐに麻酔が効いて何も感じなくなりました。
それからは、色々と目をいじられているのが気持ち悪くて、逃げ出したいような気持にもなりましたが、1時間半ほどで手術は終わりました。
後で調べてみると、眼に穴を開けられたり、器具を入れられたりしたようです。

 

手術後の生活

それからの日々がとても大変でした。
眼がとてもデリケートな状態のようで、お風呂も入れませんし、顔を洗う事も頭を洗う事も出来ません。
固く絞ったタオルで体や顔をふく程度の事しか許されないのです。
そんな状態が一週間も続くのですから、とても気持ち悪い日々でした。
そのうえ、その間は保護用のメガネをしなくてはいけません。
これも私には不快でした。
さらに食事にまで口を出されるのです。
もちろん、その間煙草もお酒も駄目でした。
一週間が過ぎるのをこれほど待ち遠しいと思った事は今までの人生でもなかったでしょう。
そのうえ、飛蚊症は完全に治った訳ではありませんでした。
手術してしばらくの間は黒い輪のようなものが見えたり、視界が揺れ動いたり、目がごろごろしたりととても気持ち悪い感じが続きました。
それが治まっても、視力が安定しませんでした。
先生の話によると、半年から一年程度で回復するそうですが、そんなに時間がかかるなんて思いませんでした。

 

その後の経過

それからも、以前よりは少なくなったとはいえ、飛蚊症のような症状が完全に治まる事はありませんでした。
先生によると手術自体は成功だったそうなのですが、その結果がこれなのでは、一週間我慢した甲斐がありません。
先生が、「治療する必要はありません」といった意味が分かるような気がしました。
生理的な飛蚊症は、どうやっても完治しないのかもしれない、と思いました。もう諦めるしかないのかもしれません。

 

私自身、生理的飛蚊症を持っていて、手術も考えた事がありますが、この方の話を聞いてリスクの大きさに驚きました。
飛蚊症の硝子体手術は、合併症などのリスクがあるうえに、成功してもあまり満足度は高くありませんし、再発の可能性もあります。
そのため、硝子体手術を勧める医師はほとんどいないようです。
手術を受ける場合は、リスクをもう一度考えてみましょう。

レーザー治療の方法と費用、注意点は?体験談も紹介

レーザー

引用:http://www.shinagawa-lasik.com/hibunsho/


飛蚊症を治療するために、最近ではレーザー治療が行われるようになっています。
欧米では30年以上前から行われてきたこのレーザー治療ですが、日本では2013年にようやく認められました。
それまでは飛蚊症を治すためにレーザー治療を受けたければ、アメリカや台湾などに行かなくてはならなかったので、大変な進歩です。
この飛蚊症のレーザー治療についてご説明しましょう。

 

飛蚊症のレーザー治療の方法

飛蚊症のレーザー治療は、まずは検査・診察から始まります。
これは、飛蚊症の原因や症状を検査するためのものです。
そのために瞳孔を開く点眼薬を使い、医師の診察を受け網膜などに異常がないかを確認します。
これには、約1時間かかります。

 

それから治療を行います。
飛蚊症の原因は硝子体の濁りやしわなんですが、その濁りやしわにレーザーを照射して粉砕していくんです。
濁りやしわの位置・大きさなどによっても変わってきますが、治療は数回に分けて行われます。
治療自体は30分程度で終了しますが、飛蚊症の原因となる濁りやしわが網膜に近い位置にあった場合などは治療出来ない場合もあります。
治療が終わったら少し休んだ後に眼圧の測定を行い、そこで問題がなければその日のうちに帰宅する事が出来ます。

 

飛蚊症のレーザー治療が終わったら、翌日と一週間後、一か月後に定期検診を受診する必要がありますが、症状によっては通院の回数が違う場合もありますから、必ず医師の指示に従うようにしてください。
濁りやしわの程度や位置によってレーザー治療の効果は変わってきますが、飛蚊症の軽減を実感するには数日かかる事が多いようです。

 

レーザー治療は、症状の軽減のみ

飛蚊症のレーザー治療は、網膜剥離の予防を目的とする場合と、飛蚊症の症状を軽減するために行う場合があります。
網膜剥離の予防を目的とする場合は、破れた網膜の周りをレーザーで焼いて癒着させ、網膜裂孔がこれ以上大きくならないようにして網膜剥離が起こらないようにします。
現在の技術では飛蚊症をレーザー治療で完全に治す事は出来ません。せいぜい4〜6割程度症状を軽減するに過ぎないと言われています。

 

飛蚊症のレーザー治療にかかる費用

2013年に飛蚊症のレーザー治療が日本で行われるようになるまでは、アメリカや台湾などに出かけて行って手術を受けなくてはいけませんでした。
その時には、渡航費やコーディネート料なども含めて60〜120万円ほど費用が必要だったようです。
その飛蚊症のレーザー治療が日本で受けられるようになったんですから、隔世の感がありますね。
その費用ですが、検査費用は3割負担で1,500〜3,000円程度かかります。
治療に関しては、片目だけで3割負担だと10〜15万円程度かかるようです。
外国に渡航して手術を受けていた時と比べると、嘘のように安く済みますが、それでもある程度の費用はかかりますね。
また、医療機関によって金額も大きく変わってきます。
医療機関によっては、二回目以降は5万円程度で受けられるところもあるようですから、事前に確認しておきましょう。

 

飛蚊症のレーザー治療のリスクや後遺症

飛蚊症のレーザー治療は、メスや器具を使って目に直接触れる硝子体手術よりも安全性が高いと言われていますが、それでもリスクは多少はあります。

 

まず、治療中に眩しさや痛みを感じる事があります。
また、治療後にめまいや吐き気などがある事もありますから、あらかじめ覚悟しておきましょう。
もちろん、眼をいじるのですから手術の失敗による失明の可能性もありますが、そのリスクは非常に低いと言えます。

 

他に、誤って網膜にレーザー照射をして火傷を起こしてしまうと、それが引っ付くまでの過程でその部位が固くなってしまいます。
その際に回りの網膜を引っ張ってしまい、他の部分に穴が空いてしまう可能性もあります。
それでも、網膜剥離や白内障、感染症などのリスクがある硝子体手術と比べると、レーザー治療は格段に安全な飛蚊症の治療法だと言えるでしょう。

 

飛蚊症のレーザー治療を受ける前や受けた後の注意点

飛蚊症のレーザー治療を受ける前にまず知っておかなくてはいけないのは、この治療で飛蚊症が治るものではない、という事です。
せいぜい治療前の4〜6割程度症状が軽減するに過ぎないのです。
その効果さえない場合もあります。ですから、あまり過度な期待はしない方がいいという事を知っておいた方がいいでしょう。
手術が成功してもその程度ですから、それを踏まえたうえで手術を受けるかどうかを決めてください。

 

また、手術後に気をつけなくてはいけない事として、飛蚊感が強くなってしまう場合がある事が挙げられます。
これは、レーザー照射によって組織が硝子体内に飛び散ってしまうために起こるものです。

 

飛蚊症のレーザー治療を体験された方の口コミ体験談

知り合いのお子さんで飛蚊症のレーザー治療をした方(20代男性)に、体験談をお伺いしました。

飛蚊症発祥のきっかけ

私は高校生の時に野球部に入っていました。
ポジションはショートで、結構一生懸命やっていたので、2年生の夏の大会からレギュラーで試合にも出させてもらえるようになりました。
甲子園に行けるほどではなかったけれど、県の中でもまあまあ上位の方にまで行けるようなチームだったので、そこまで辿り着くのは大変だったのです。
そんなある時、事件が起こりました。私の同級生が打ったファールボールが私の右目を直撃したのです。
そのケガによって、視界に黒い虫のようなものが飛び回るのが見えるようになってしまいました。
当時は飛蚊症なんていうものを知らなかったので、ただのケガの影響だろうと思っていたのですが、それのせいでボールに集中できなくなり、レギュラーからも外されてしまいました。
しばらくはそっちの方がショックでした。
それからしばらく経っても、黒い虫のようなものは消えてくれません。
数年経っても治らなかったので、ようやく眼科に行ってみたのです。

 

その結果、飛蚊症と言われました。

 

その医師の説明によると、飛蚊症は加齢やストレスなどによって誰にでも起こり得るものだから、網膜剥離などの症状が見られないなら特に治療をする必要はありません、との事でした。
ですが、そうは言っても常時視界を黒い虫のようなものが飛び回っているのはとても不快ですし、気になって仕方ありません。

 

レーザー治療を知ったのきっかけ

そこで、家に帰ってインターネットで飛蚊症を調べてみると、レーザー治療というものがあるのを知りました。
ただ、それを行っているところはまだ少ないんだそうです。
他に硝子体手術という方法もあるようでしたが、そちらはリスクが高いうえにあまり満足のいく結果は得られないそうなので、選択肢からは外しました。
そして、飛蚊症のレーザー治療を行っているところを探しました。

 

病院へ

そして、都内に飛蚊症のレーザー治療をやっている眼科を見つけ、訪問しました。
そこでは、眼圧検査や視力検査などを行い、それから瞳孔を開くための点眼をしてしばらく待ってから眼科医の診察を受けました。
それからが大変でした。
眼科医の言うところでは、飛蚊症で見える黒い虫のようなものが真ん中に来ている時しかレーザー照射をする事が出来ないそうです。
そんな事を言われても、眼が少し動くとその黒い虫のようなものも動いてしまいますし、そもそもその黒い虫のようなものは一つではありません。
飛蚊症の位置や形を特定しないといけないと言われても、取り出して見せられるようなものでもありませんし、私がどのように見えているかを正確に他人に知らせる方法などありません。
その黒い虫のようなものが真ん中に来るように練習してきてください、と言われたのですが、そんな練習をどうやってやればいいのか、また、自分の思っている真ん中が眼科医の先生の思っている真ん中なのかどうか、すべてが手探りでした。
そのうえ、飛蚊症が治る確率は6〜7割と言われたのです。
これについてはあまり意味がよく分からなかったのですが、治らない確率も決して低くない、という事だと判断しました。
もし治らなかったらお金の無駄なのですが、この不快感をどうにかしたくて、親にも説明してレーザー治療を受ける事にしました。

 

治療

レーザー治療を行う時は、真っ暗な部屋で椅子に座って行います。
それから眼圧検査の時のように機械に顎を乗せて、向かいに眼科医が座ります。
麻酔用の目薬を差してから、レーザー治療スタートです。
医師の指示に従って上下左右に眼球を動かし、それに向かって医師が赤いレーザーを照射します。
まるでシューティングゲームのようなものでした。
眼球を動かすのは、飛蚊症の原因である硝子体の濁りやしわが正面に来るようにするためです。
そして、それが正面に来た時にタイミングを合わせてレーザーを照射するのです。
10分ぐらいそういった事を続けたところで終了になりました。
術中や術後には痛みや不快感などはありませんでした。

 

治療後の経過

手術の直後は瞳孔を開く点眼薬のために視界が眩しくて良く分からなかったのですが、数日経つと一番大きかった黒い虫はなくなっていました。
ただ、完全に飛蚊症がなくなった訳ではなく、複数の虫のうちいくつかは残っている状態です。
以前より7割ぐらい負担は減ったので、取り敢えず良しとしましたが、片目で10万円ぐらいだったので、完治しないのは腑に落ちないような気もしています。

 

さいごに

飛蚊症のレーザー治療は、飛蚊症の原因である硝子体の濁りやしわにレーザーを当てて破壊する事で飛蚊症の症状を軽減させるというものです。
人にもよりますが、3〜5回程度のレーザー照射を行う人が多いようですが、それ以上やってもほとんど効果のない人もおられます。
そもそも、飛蚊症のレーザー治療は飛蚊症を治すためのものではなく、飛蚊症の症状を多少軽減させるものに過ぎない、という事を知っておいてください。
それでもレーザー治療を受けたいと思うか、お金をもったいないと思うかはしっかり考えましょう。

 

飛蚊症予防にサプリメントめなりを飲んだ体験談